首の張りや背中の痛み
有原かおる・57・千葉県千葉市
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診療時間骨盤のゆがみ
このような症状でお悩みの方は、「骨盤のゆがみ」が原因かもしれません。
まずは「骨盤がゆがむ」とはどういった状態なのかを説明します。
骨盤がゆがむとは、「形は変わっていないのに、骨盤がねじれたり傾いたりして角度が変わることでゆがんでいるように見える」とされています。
これは骨が勝手に動いているわけではなく、硬くなってしまった筋肉に引っ張られて起きてしまう現象です。
骨には必ずいくつかの筋肉が付着しています。
骨盤にも多くの筋肉が付着し、それらがバランスを取り合いながら伸縮しているため体は正常な動きができるわけです。
しかし何かが原因で筋肉の柔軟性が損なわれてしまうと、骨盤も正常な動きができなくなり、異常な動きを続けていると骨盤が正常な位置や角度に戻れなくなってしまいます。
そのような異常な位置で固まってしまった骨盤の状態が「骨盤のゆがみ」となります。
骨盤のゆがみは3つの種類に分けられます。
それぞれ、「前後の傾き」、「左右の傾き」「左右の捻じれ」、の3つがあり、原因となる筋肉にも違いがあります。
骨盤の傾きは、やや前傾になっているのが正常とされています。
しかし筋肉の硬さなどが原因となり、後傾やより強い前傾にゆがんでしまいます。
前後の傾きの特徴は姿勢に大きく影響する点です。
前傾になると腰が反りやすく、逆に後傾の場合は腰の反りが減ってしまい背中が丸く猫背になります。
どちらも姿勢が悪くなるため、肩こりや腰痛などが慢性化しやすく、体型も崩れて見えてしまします。
原因としてはお尻やモモの筋肉、腸腰筋と呼ばれるモモ上げをする筋肉が硬くなることでゆがみが生じます。
左右の傾きでは、骨盤の高さに左右で差が出るため、足の長さにも差が出てます。
また、肩の高さやズボンのベルトラインなどにも左右差が出てきます。
傾きタイプは左右片側に体重がかなりかかりやすくなってしまうため、酷くなると坐骨神経痛やモモ裏やふくらはぎの肉離れの原因にもなってしまいます。
原因としては、立っている時に片方の足に体重をかけていると筋肉が硬くなってしまい骨盤を引っ張ることで生じます。
骨盤は1つの大きな骨と思われていることが多いのですが、実は3つの骨がつながって骨盤を形成しています。
左右で捻れが起きていると骨盤の角度も変わってきますので、「左右の傾き」と同様に足の長さが左右で違ってしまいます。
骨盤にねじれが生じてしまうと、肩の巻き込みが左右どちらか片方だけ強くなり、さらにその状態が続くと、首のヘルニアや手の神経症状などが発症しやすくなります。
原因としては、お尻や股関節周りの筋肉が硬くなることで前後の傾きのゆがみが出始めます。
さらに足を組む、車の運転を長時間するなど、筋肉の硬さに左右差が出てしまうと片側に引っ張られ捻れのゆがみとなります。
骨盤は自覚しないうちに気づいたらゆがんでいる状態になっていることがほとんどです。
自分はゆがんでいないと思っていても実はすでにゆがみが出ているかもしれません。
簡単な方法がありますので、骨盤のゆがみをチェックしてみましょう。
椅子などに座って力を抜いていると猫背になってしまう方は骨盤のゆがみ(前後の傾き)、特に後傾の状態が疑われます。
さらに意識して姿勢を正しても数分で疲れてしまう、背中が張って痛くなるような方はかなり骨盤周りの筋肉が固まっているかもしれません。
仰向けになり膝を伸ばした状態で足を上にあげます。
左右で上がりに差が出ている方は注意が必要です。
人間には利き足があるので多少差は出ますが、あまりにも大きな差がある場合は骨盤のゆがみ(骨盤の捻じれ)が疑われます。
腰でベルトを締めた際に左右で高さに差が出ている場合は骨盤のゆがみ(左右の傾き)が疑われます。
ベルトを締めない方はベルトラインが水平になっているかを鏡などで確認してみてください。
床などに横座り(両足を片側に投げだす座り方)を左右でした際に、どちらかに違和感や座りづらさが出た際は骨盤のゆがみ(骨盤の捻じれ)が疑われます。
普段から片方だけに横座りをしている方は注意が必要です。
足裏を合わせた状態であぐらをするように股関節を開いてみてください。
その時左右の膝の高さに左右差が出ている場合は骨盤のゆがみ(左右の捻じれ)が疑われます。
仰向けで横になった時、つま先の方向が左右で違っている場合は骨盤のゆがみ(左右の捻じれ)が疑われます。
主にお尻や股関節の硬さでも起こるので、必ずしも骨盤のゆがみが原因とは限りません。
正座をした際に、膝の位置に左右差が出いる場合、骨盤のゆがみが疑われます。
さらに、つま先が自然と重なってしまう方も注意が必要です。
骨盤がゆがむ原因として、筋肉の原因が最も多いです。
基本的な考え方として、骨は勝手に動いてゆがんだりはしません。
その骨に付いている筋肉異常が起こることでゆがみが生じるのです。
骨盤をゆがませる筋肉の異常としては、何かしらの理由で緊張して硬くなるか、柔軟性が低下して伸び縮みがスムーズに行われなくなってしまう状態です。
筋肉の緊張は、疲労や冷えなど血流が悪くなった際に起こりやすくなります。
また、柔軟性に関しても緊張が原因にもなりますが、運動不足などで普段から筋肉の伸び縮みが少ないと柔軟性が低下してしまうのです。
筋肉の硬さにもつながる事ではありますが、日常生活の悪い姿勢や癖によって筋肉が緊張してしまうこともあります。
猫背や足を組むなど、骨盤が正常な位置から逸脱した状態で長時間いると、骨盤がゆがんだまま固まってしまいます。
骨盤が固まってしまうと、そのゆがみに引っ張られて姿勢や悪い癖がより悪くなってしまうので注意が必要です。
以下に、骨盤をゆがませる行動をご紹介します。
妊娠や出産で起こる骨盤の変化は通常のゆがみとは違います。
通常では硬くなった筋肉が引っ張ってゆがむのに対し、妊娠や出産の場合は分泌されるホルモンや胎児がお腹にいるまま動けるよう体が自然と骨盤を変化させています。
実際に、骨盤が変化するとバランスが不安定になったり、踏ん張りが上手く利かなくなったりと、腰痛や肩こりが悪化することケースもあります。
これは筋肉を緩めたりして出産までうまく付き合っていくしかありません。
また、妊娠中はお腹が大きくなると横向きで眠るようになり、産後も子供と添い寝をするため横向きが多くなります。
そうなると骨盤には「骨盤の捻じれ」が起きやすくなります。
この骨盤の捻じれが産後の体に大きく影響し、体の不調につながります。
妊娠で緩んだ骨盤は、産後2~3ヵ月を目安に元の硬い骨盤に戻ります。その間にしっかりゆがみを整えて正しい状態にすることが重要です。
骨盤のゆがみは病院や整形外科では対応してくれません。
産後の骨盤に関しては産婦人科などで相談は受けてもらえるかもしれませんが、施術は基本的にありません。
ですので、骨盤のゆがみに関しては接骨院や整骨院を受診すると良いと思います。
多くの方が、接骨院、整骨院、整体院の違いが分からないと思いますので、簡単にご紹介いたします。
接骨院や整骨院と整体院の違いとして、一番の違いが「資格」の有無が挙げられます。
整体院には資格は必要ないため、無資格で開業し、施術を行うことができ、整体師を名乗ることが可能です。
また、接骨院や整骨院では、「柔道整復師」という国家資格を持ったスタッフが在籍しています。
いわゆる専門の知識を学び、国家試験に合格した、「身体のプロ」が施術を行います。
治療院を選ぶ際は、しっかりと違いを踏まえた上で、評判や口コミなど各治療院についてリサーチした上で受診することをオススメします。
当院のお客様の中には、整体院で骨盤矯正を受けて逆に痛くなったと接骨院を受診する患者様も多くいらっしゃいます。
もし、治療院選びでお悩みの方は、まず接骨院や整骨院を受診されることをオススメします。
骨盤のゆがみを整えるには、まず固まってしまった筋肉を緩める必要があります。
特にお尻や太ももなど、股関節周囲の筋肉が重要となります。
当院で行う骨盤のゆがみに対する施術をご紹介します。
① まずは体の状態を把握するため、カウンセリングで動きの検査、ゆがみのチェックを行います。
② ベッドでのうつ伏せで骨盤のゆがみをチェックし、オリジナル骨盤調整により骨盤のゆがみと体の余計な筋緊張を取り除きます。
③ 整体マッサージで筋肉を緩めていきます。
④ 必要であれば運動療法やストレッチなども組み合わせてゆがみを整えます。
⑤ 施術後は自宅でできるセルフケアや生活での注意事項をお伝えします。