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【腰痛の根本原因を徹底解説】腰が痛くなる原因は疲労だけではなかった

腰痛

腰痛は、多くの人が経験する体の不調の一つです。

正しい姿勢や適切な動作を心掛けていても、腰痛が発生することがあります。

本記事では、様々な腰痛の原因とそれに対する対策方法について解説します。

Contents

腰痛とは

腰痛とは

厚生労働省が平成28年に行った国民生活基礎調査によると、男性では1番目、女性では肩こりに次ぐ2番目に多く感じる自覚症状が腰痛となっています。

平成28年国民基礎調査02 28結果の概要(3健康)(170622)

腰痛にも急に強い痛みが出るギックリ腰や常時鈍痛を感じる慢性腰痛、腰から足まで痛みとしびれ感を感じる腰痛など、痛みの症状や場所も人それぞれ違い、様々です。

腰痛の原因をしっかり理解し、症状や原因に合った予防法や対処法を行う事が重要です。

腰痛の原因は?

腰痛の原因は?

腰は、腰椎と呼ばれる骨が積み上げられて構成されています。

腰痛の多くは、日常生活などで腰椎に負担がかかり発症しますが、その他にも様々な原因が腰痛を引き起こします。

腰痛を引き起こす原因は多岐にわたります。

  • 脊椎の疾患
  • 内臓の疾患
  • がん
  • 婦人科疾患
  • 姿勢や筋肉
  • 日常生活の悪習慣
  • 心因性

多くの原因をもつ腰痛ですが、大きく2つに分けられます。

「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」です。

原因が特定できる腰痛は全体の15%程度と言われており、そのような原因が特定できる腰痛を「特異的腰痛」と呼びます。

残りの85%の腰痛は原因が特定できず、「非特異的腰痛」と呼ばれます。

原因が特定できる腰痛「特異的腰痛」

原因が特定できる腰痛「特異的腰痛」

特異的腰痛とは、レントゲン検査、MRI検査、CT検査などを行い、原因が特定できる腰痛のことを言います。

特異的腰痛の主な原因は下記のものがあります。

  • 椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 骨粗しょう症
  • 筋筋膜性腰痛

他にも特異的腰痛に分類される原因がありますので、上記の原因を含めてご紹介していきます。

椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアとは?

椎間板とは背骨と背骨の間に存在し、クッションの役割をしています。

椎間板は外側が硬い線維で覆われており、内部には柔らかいゼリー状の組織が入っています。

加齢や過度の負担により、外側の線維に変形やヒビ割れが入るとゼリー状の組織が飛び出してしまい、脊髄神経根を圧迫してしまうのです。

腰の痛みだけではなく、お尻や足まで痛みや痺れが拡がるのも特徴です。

前かがみや重い荷物を持ち上げるなど、腰の筋肉が張ると症状が強くなることがあります。

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症は背骨や椎間板が加齢や負担により変形してしまい起こる腰痛です。

骨の突起(骨棘)ができたり、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで脊髄神経を圧迫してしまうことが原因となります。

少し歩くと痛みが出て、前かがみになって休むと痛みが引いて歩ける(間欠性跛行)が特徴です。

腰だけではなく足にも痛みや痺れが現れることがあります。

腰を反らすと症状が強くなることも特徴です。

骨粗しょう症(腰椎圧迫骨折)

骨粗しょう症(腰椎圧迫骨折)

加齢により骨密度が減ることで骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症だけでは腰痛が出ることはありませんが、腰椎の圧迫骨折を引き起こしやすくなり、圧迫骨折が起こると脊髄神経が圧迫され背中から腰に掛けて慢性的な痛みが生じます。

筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛は、腰の筋肉や筋膜に急激または繰り返し負荷がかかることによって生じる腰痛です。

急に重いものを持ったり、スポーツで急激な負荷がかかった場合に起こるケースがよく見られます。

痛みや筋の損傷が酷いと筋肉の緊張も強くなり、痺れなどが現れる場合もあります。

化膿性脊椎炎(脊椎カリエス)

化膿性脊椎炎(脊椎カリエス)

化膿性脊椎炎は感染した細菌が脊椎に血液によって運ばれ、化膿してしまう病気です。

感染する細菌は半数以上が黄色ブドウ球菌と呼ばれる菌ですが、結核菌に感染する場合もあります。

その場合、化膿が起こる位置や症状に違いが出るため、結核菌の感染時は脊椎カリエスと呼ばれます。

急性の化膿性脊椎炎は腰や背中の激痛、高熱などの症状が出ます。

脊椎が潰れたり、脊髄の周りに膿が溜まり神経の圧迫が起きた場合、足の麻痺なども起こります。

脊椎カリエスの症状は、微熱、食欲不振、倦怠感など風邪に似た症状があります。

比較的腰の痛みは軽い場合が多く、進行も遅いのが特徴です。

しかし、結核菌は広範囲に脊椎の損傷を引き起こす可能性があるので、できるだけ早期の治療が重要となります。

内臓の病気が原因の腰痛

内臓の病気が原因の腰痛

腰痛の原因は背骨や筋肉ばかりではありません。

内臓の疾患でも腰に痛みを感じる場合があります。

腰に痛みを引き起こす代表的な病気をご紹介します。

腰痛を引き起こす消化器系の病気

腰痛を引き起こす消化器系の病気

腰痛を引き起こす消化器系の病気は潰瘍です。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍が代表的ですね。

みぞおちから腹部にかけて痛むことが多いですが、潰瘍が背中側にできた場合は背部に痛みが出るので、腰痛と勘違いしてしまうことがあります。

腰痛を引き起こす泌尿器系の病気

腰痛を引き起こす泌尿器系の病気

泌尿器系で腰に痛みを感じる病気は尿路結石など、体内で石ができる病気です。

尿路結石は男性に多く、カルシムやミネラルでできた石が尿路に詰まってしまう事で起こります。

激しい痛みが急に出たり、消えたりと波があるのが特徴です。

他にも腎盂炎と呼ばれる腎臓の感染症も腰痛を引き起こします。

発熱や腰の上部に痛みを感じるのが特徴です。

腰痛を引き起こす婦人科系の病気

腰痛を引き起こす婦人科系の病気

腰痛の原因には女性特有の婦人科系の病気は子宮内膜症です。

若い女性を中心に多くみられる病気で、腰痛、月経痛や月経トラブルが強くなるなどの症状があります。

背中、股関節、足などに痛みが拡がる場合もあります。

他にも子宮筋腫なども腫瘍の大きさによっては、神経を圧迫して腰痛を引き起こしてしまう場合があります。

腰痛を引き起こすがんの病気

腰痛を引き起こすがんの病気

腰痛を引き起こす内臓の病気をご紹介してきましたが、その中でも特に注意が必要な病気が「がん」です。

すい臓がんや大腸がんでは腰痛を発症する場合があります。

安静時も常に痛みが出ている場合は注意が必要です。

骨のがんは、骨自体に発症したり、他の臓器から転移することで腰痛を引き起こします。

ただの腰痛だと思って放置していると、進行してしまい取り返しのつかないことになるケースも少なくありません。

腰痛以外の症状が一緒に現れたらすぐに医療機関を受診しましょう。

腰痛を引き起こす骨のがんをご紹介します。

脊椎腫瘍

背骨に腫瘍ができてしまう病気です。

脊椎腫瘍の場合、多くが前立腺や肺など他の臓器にできたがんが転移したものです。

まれに初めから脊椎に悪性腫瘍ができることもあります。

脊椎腫瘍は常に激しい痛みがあり、腫瘍の位置によっては足の麻痺、排尿、排便障害が起こる場合もあります。

脊髄腫瘍

脊髄にできた腫瘍は一般的に良性となります。

慢性的な腰痛のほか、足の麻痺が現れます。

腫瘍の大きさによっては排尿、排便障害を起こすようになります。

原因が特定できない腰痛「非特異的腰痛」

原因が特定できない腰痛「非特異的腰痛」

腰痛の85%はレントゲンやMRI検査などを行っても特に異常がみあたらない腰痛です。

そのような原因が特定できない腰痛を非特異的腰痛と呼びます。

検査上では原因が特定できないものにも、腰痛が起こる原因はあります。

多くの場合は日常生活の中で起こる腰への負担です。

腰に負担のかかる代表的な原因をご紹介します。

筋肉が原因の腰痛

非特異的腰痛の多くは筋肉や靭帯など、レントゲンに写らない組織が原因と考えられています。

MRIであれば組織に炎症が起きているなどの判断はできますが、損傷個所の特定までは難しい場合があります。

まさにギックリ腰が良い例です。

ギックリ腰は急に無理な動作をした際に起こるケガで、関節の捻挫、筋肉、靭帯などの損傷と考えられています。

しかし、どの部分が損傷しているかは特定が難しいため非特異的腰痛に分類されています。

ギックリ腰やスポーツ中に起こる腰痛などは、急な負荷がかかることで腰の筋肉を痛めてしまうことが原因でした。

しかし、重い物を持ったわけではない、日常生活以外変わったことはしていないなど、ギックリ腰をするような原因が見当たらないにも関わらず強い腰痛が急に現れることがあります。

これは腰以外の筋肉が硬くなり、腰の筋肉に過度な負荷をかけてしまっていることが原因です。

お尻やモモ裏の筋肉、腕や肩の筋肉が硬くなることで、連動するかのように腰の筋肉も緊張し硬さが生まれます。

さらに股関節や肩の動きが悪くなり、その動きの制限をカバーするのも腰なのです。

こういった負担が重なることで、強い負荷でなくても腰に痛みが出る原因となるのです。

骨盤のゆがみ、姿勢の悪さも腰痛の原因に

骨盤のゆがみ、姿勢の悪さも腰痛の原因に

腰痛は骨盤のゆがみや姿勢の悪さも原因となります。

骨盤がゆがむと体の重心が崩れます。

前重心になったり、後ろ重心になるなど安定した重心を取ることができなくなります。

重心が安定しないフラフラする体を制御するのが腰の筋肉です。

そのため、長時間立っていると腰の負担が増え腰痛を引き起こします。

悪い姿勢の代名詞は猫背です。

猫背は名前の通り、背中が丸まっている状態です。

背中が丸まっていると腰の筋肉が常に張った状態になり、腰の血流が悪くなってしまいます。

血流が悪い筋肉には十分な酸素が行き渡らなくなり、次第に酸欠状態となり、痛みを出します。

姿勢による腰痛は長時間座っていると起きやすくなります。

心因性(ストレス)による腰痛

心因性(ストレス)による腰痛

ストレスが腰痛を引き起こす原因として、血行不良があげられます。

ストレスで動機や息苦しさが起こることがありますが、これはストレスにより心臓の動脈が痙攣を起こすことが原因と言われています。

それと同じように、腰周囲の血流がストレスによって悪くなると考えられています。

また、本来であれば筋肉に異常が起き痛みを感じますが、ストレスによって脳の痛みを感じる部分に異常が起き、損傷などが無いにも関わらず痛みを感じてしまうことがあります。

また、既に腰痛が出ている場合、痛みを緩和させる神経伝達物質がストレスにより減少します。

その結果、痛みが悪化したり、慢性化しやすくなってしまうこともあります。

女性特有の腰痛

女性特有の腰痛

特異的腰痛でご紹介した婦人科系の病気以外にも女性特有の腰痛になる原因があります。

特に影響が出やすい原因をご紹介します。

冷え性が腰痛の原因となる

女性は男性に比べ筋肉量が少なく、さらに月経があることで、血液の流れが悪くなりやすい傾向にあります。

血流が悪くなると、体を温める熱が十分に巡らず、冷え症が起こりやすくなります。

冷え性が強くなると、筋肉に老廃物質や疲労物質が溜まり、栄養や酸素が十分に体に届かなくなることで腰痛につながります。

腰に負担のかかる姿勢

女性は男性に比べ、服装や靴の影響で腰に負担のかかる姿勢を多くとる傾向があります。

ハイヒールなど、踵が上がった状態はバランスをとるために腰への負担が極端に増します。

また、タイトなスカートなどを履くとどうしても歩行時の歩幅が狭くなります。

狭い歩幅は骨盤の動きが悪くなるため、腰やお尻の筋肉が硬くなりやすくなり腰痛が出やすくなります。

妊娠中の腰痛

妊娠中は急な体重増加やお腹が大きくなることでの姿勢変化によって腰への負担が増し腰痛が起こります。

また、子宮が大きくなり、周囲の内臓を圧迫することでも腰痛が引き起こされることがあります。

日常生活の中で腰痛の原因になる行動

日常生活の中で腰痛の原因になる行動

腰痛の原因は病気やケガだけではありません。

日常生活での行動が腰痛につながってしまうものもあります。

運動不足

運動不足になると筋力や柔軟性の低下が起こります。

これらは骨盤のゆがみや姿勢の悪化につながり、腰の負担が増えることによって腰痛が起こります。

また、筋肉が固まってしまうため血流が滞り、十分な酸素が筋肉に届かなくなることで腰痛につながります。

肥満

肥満になると体重の増加や体型の変化に伴い、日常生活動作での腰への負担が大きく増加します。

前かがみなどの日常動作では体重の2.5倍の負担が腰にかかると言われています。

脂肪が多く、筋肉が少ない肥満体型ではかなりの負担がかかります。

肥満が重度であればあるほど、腰痛も重症化する可能性が高くなります。

喫煙

たばこにはニコチンが含まれており、ニコチンは血管を収縮させて細くする働きがあります。

その結果、血流が悪くなり、筋肉の硬さが生まれるため腰痛になりやすくなります。

ニコチンは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のリスクを上げることも報告されています。

どちらも強い腰痛を引き起こす病気ですので注意が必要です。

腰痛の重症度チェック

腰痛の重症度チェック

腰痛の多くは、急いで医療機関を受診する必要がないものですが、症状によっては放置すると危険なものもあるので、ご自身の腰痛がどの程度の重症度なのかをチェックしてみましょう。

【重症度チェック】

  • 日常的な軽い腰痛、動いた時だけ腰が痛む
  • 歩いていると腰から脚に痛みや痺れが出る
  • 腰から脚にかけて常に痛みや痺れが出ている
  • 背中や腰が曲がって伸ばしずらい
  • 動かなくてもズキズキと痛い

【重症度チェック(結果)】

  • 重症度は低

動いた時だけ痛む腰痛は、日々の疲労や急な負荷によるギックリ腰など、腰の関節や筋肉から痛みが出ている可能性が高いです。

ほとんどの場合は2~3週間程度で痛みが治まります。

ただし、症状が悪化した場合や2~3ヵ月以上続く慢性腰痛は接骨院、鍼灸院、整形外科など医療機関の受診をすすめます。

早期に治したい方は早めの受診がおすすめです。

  • 重症度は中

歩いていると脚に痺れが出る場合、腰部脊柱管狭窄症の疑いがあります。

この病気は脊柱の中の神経が通るトンネルが骨の変形などにより狭くなってしまう病気です。

そのため、神経の圧迫が起こり、神経症状が引き起こされます。

症状の特徴として、歩いていると痺れや痛みが出てくるが、前かがみや座った状態で休むと痛みが引いてきます。

痛み➡休む➡痛み➡休むを繰り返すのが腰部脊柱管狭窄症です。

この病気は病態が進行し症状も強くなることがあるので、注意が必要です。

似た症状を感じたら、医療機関を受診しましょう。

  • 重症度は中

腰から脚にかけて痛みや痺れを感じた場合、椎間板ヘルニアの疑いがあります。

この病気は椎間板の中からゼリー状の組織が飛び出し、神経を圧迫してしまう病気です。

神経の圧迫が常にあるので、常時症状を感じている場合が多いです。

筋肉の硬さが強くなると症状が悪化するので、注意が必要です。

基本的にヘルニアは左右どちらかに起こるので、両脚に症状を感じることはありません。

しかし、ヘルニアが複数の場所で起きていると、左右に症状を感じる場合もあります。

こちらの病気も病態が進行し症状が強くなることがあるので、注意が必要です。

似た症状を感じたら、医療機関を受診しましょう。

  • 重症度は高

背中や腰が曲がってきている場合、なるべく早く整形外科を受診しましょう。

この場合、骨粗しょう症などからくる背骨の圧迫骨折が疑われます。

圧迫骨折が起こると脊椎の形が変わるため、背骨自体が傾いて背中や腰が曲がって見えるようになります。

特に閉経後の女性に多く、50代を過ぎて曲がりを感じ始めた方は整形外科を受診しましょう。

  • 重症度は特高

動かなくてもズキズキと強い痛みを感じる場合は脊椎や内臓の病気の疑いがあるので特に要注意です。

腰痛は痛み止めや湿布をよく処方されますが、④、⑤の腰痛の場合はあまり薬の効果を感じられず、服用しても強い痛みのままという場合が多いです。

脊椎や内臓の病気は命に係わる場合もあるため、整形外科や内科などでしっかりと検査を受けましょう。

②~⑤の腰痛は自然に痛みが引くことはなかなか難しく、引いたとしても長期間必要となります。

椎間板ヘルニアや腰部狭窄症は重症化していなければ、接骨院や鍼灸院での施術で症状を軽減させることも可能です。

痛み止めや湿布で安静にするよりも施術を行った方が症状の改善も早まるので、状態の確認も含め、ご相談することをお勧めします。

腰痛に対する予防法

腰痛に対する予防法

腰痛は痛みが出てからでは治すのも大変です。

日頃から予防していくことが重要となります。

日常的に意識することで腰痛予防へつながるものをご紹介します。

姿勢を見直す

姿勢は腰痛に大きく影響します。

特に、猫背や前かがみの姿勢は腰の筋肉に大きな負担をかけ、痛みを感じる原因となります。

どうしてもデスクワークや運転などを長時間行うと、筋肉が固まり、血流が悪くなることで腰に痛みが出ます。

良い姿勢でいれることがベストですが、長時間続けることは難しいので、こまめに休憩を入れ、筋肉が固まらないように動かしてあげましょう。

運動や体操などを習慣化する

腰痛を予防するには筋肉を硬くしないことが重要です。

運動不足は筋肉を硬くする大きな原因となるので、日ごろから運動や体操を習慣化すると良いでしょう。

具体的にはラジオ体操やヨガが手軽に始められてオススメです。

ラジオ体操は全身をしっかり動かすよう作り上げられています。

しっかり行うことで、腰痛に限らず様々な症状の予防に最適です。

ヨガは呼吸を意識する運動なので、体にたくさんの酸素を取り入れることができます。

酸欠になると体に痛みが出やすくなってしまうので、痛みの予防に効果的です。

さらに、ヨガは不安定な姿勢をとるため、インナーマッスルにもしっかり刺激が入るのも腰痛予防に効果的です。

ストレスを溜めないように発散する

ストレスは腰痛を引き起こす大きな原因です。

現代社会においてストレスフリーにすることはほぼ不可能と言えるでしょう。

いかにストレスを発散できるかが腰痛予防の鍵となります。

ご自身でも何かストレスを発散できる趣味や息抜き法を見つけましょう。

遊んだり、運動したりすることも良いですが、1日の中で体も心もリラックスをさせる時間を作るよう意識しましょう。

体を動かしている時は、身体が興奮する交感神経が働きます。

逆に体がリラックスすると、副交感神経が優位になり体の回復機能が高まります。

ストレスを解消する際は、楽しんで発散する、リラックスして心身を休ませる、この2点を意識しましょう。

腰痛が出ている場合の対処法

腰痛が出ている場合の対処法

既に腰痛が出ている場合、腰痛の状態によってはセルフケアで症状を緩和させることや、悪化を防ぐことができます。

腰痛に対する対処法をいくつかご紹介します。

あくまでもセルフケアですので、痛みが有る場合は医療機関を受診することをお勧めいたします。

腰に負担のかかる動作を控える

腰痛が既に出ている場合、腰の筋肉を多少なりとも痛めている可能性があります。

痛めていなかったとしても、筋肉が固まり損傷しやすい状態になっています。

そのような状態で、重い物をもったり、急に激しい運動をすると筋肉や関節を痛めてしまい、筋筋膜性腰痛やギックリ腰になってしまいます。

できるだけ重い物を持つ姿勢を意識したり、無理な運動は控えましょう

ストレッチを行う

腰痛の主な原因は固まった筋肉です。

筋肉を柔らかくしてあげることが腰痛緩和にも重要です。

ただし、ストレッチをして痛みが増すようであれば控えて下さい。

あくまで痛みを感じずにできるストレッチです。

筋肉が伸ばされる痛みであれば問題ありません。

腰痛にはお尻の筋肉とモモ裏(ハムストリングス)のストレッチが有効です。

簡単ですので、まずはその部分から意識的にやってみましょう。

症状に応じて冷やす・温める

腰痛には患部を冷やしたり温めたりするのも効果的です。

筋筋膜性腰痛やギックリ腰などは、患部に炎症がおき熱くなっています。

そういった場合には冷やしてあげると痛みが緩和しやすくなります。

逆に慢性的な腰痛や筋肉が固まって起こる重だるい腰痛は、温めることで血流が改善し痛みが緩和しやすくなります。

お風呂で温めても良いですし、蒸しタオルやカイロなどで患部を温めるのも手軽で効果的です。

腰痛に対する医療機関の選び方

腰痛に対する医療機関の選び方

前にもお話した通り、腰痛は軽い物から危険なものまで様々です。

ただの腰痛と安易に考えていると手遅れになる場合も少なくありません。

気になったら早めの受診をお勧めします。

医療機関の選び方についての詳細はこちら

ほっと鍼灸接骨院の腰痛施術

ほっと鍼灸接骨院の腰痛施術

ほっと鍼灸接骨院では主に非特異性腰痛の施術を行っております。

特異性腰痛に関しては整形外科や病院の診断を受けた上で、症状の緩和や悪化予防の施術をさせていただきます。

腰痛施術の詳細はこちら

ほっと鍼灸接骨院の腰痛施術例

CASE1:ギックリ腰

症状ギックリ腰
年齢50歳
性別女性
経過痛みが強く、腰の筋肉もかなり緊張しており、歩行も困難でした。 鍼灸施術と骨盤調整を行い筋肉の緊張を除去、円皮鍼(置き鍼)でバランスを調整しました。
治療内容鍼灸

詳しくはこちら

CASE2:慢性的な腰痛

症状慢性腰痛
年齢30歳
性別女性
経過他の整骨院に通っても改善せず、当院に来院されました。日常的に腰痛を感じており、前かがみなども辛い状況でした。 骨盤のゆがみがあったので、整体と骨盤調整をして筋肉を緩めました。
治療内容骨盤整体鍼灸

詳しくはこちら

CASE3:ギックリ腰

症状ギックリ腰
年齢47歳
性別男性
経過体操後に強い腰痛が発症。前かがみなど腰を動かすと痛みが出る。歩行でも痛みが出ておりました。 整体とハイボルテージ療法で筋肉の緊張、痛みを感じる神経の興奮抑制などを行いました。 施術後は歩行も問題なくできました。
治療内容骨盤整体ハイボルテージ療法

詳しくはこちら

まとめ

腰痛には原因が特定できる特異性腰痛と原因が特定できない非特異性腰痛があります。

特異性腰痛には骨や椎間板、内臓や脊椎の病気など重症化するものが多いため、早期に治療を行う必要があります。

腰だけではなく脚に痛みや痺れが出る、じっとしていてもズキズキ痛むような腰痛は特異性腰痛の高いため、医療機関で検査を受けましょう。

非特異背腰痛は主に筋肉や関節を痛めていることが多く、検査をしてもはっきりとした原因は特定できません。

動いた時のみ痛みを感じる、長時間同じ姿勢でいた時に重だるい痛みを感じるなどの場合は非特異性腰痛の可能性が高いです。

非特異性腰痛の危険度は低いですが、放置すると痛みが慢性化したり、悪化することはありますのでセルフケアを行ったり、接骨院や鍼灸院を受診することをお勧めします。

ご自身の腰痛がどういったものなのかを把握し、適切な予防法や対処法を行うことが腰痛に悩まされない体を目指すためには重要となります。

ストレートネックの根本原因から治療するなら「ほっと鍼灸接骨院」

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この記事の監修者

千葉市若葉区都賀のストレートネック改善の専門治療家

鈴木拓郎

生年月日:1987年5月25日 
出身地:千葉県千葉市
学歴:帝京平成大学ヒューマンケア学部卒
   帝京平成大学大学院 柔道整復学専攻 修士課程修了
資格:柔道整復師
   スポーツ整体ボディケアセラピスト
   中学・高校教諭一種免許状(保健・体育)